アトピーの治療ーアレルゲンの除去ー

アレルゲンの除去 「ダニ」・「ハウスダスト」がアレルゲンとなっている場合が多く、 実際に他の疾患の治療でホコリのない無菌室に入った際に劇的に改善する ことは良く知られている。 部屋のホコリ掃除や換気をこまめに行い、寝具を日光に干す頻度を増やす。 多くの患者では多種類のアレルゲンが関与し、また完全にダニなどを除去 することも難しいため必ずしも効果があるとは限らないが、著効例も報告 されている。 愛玩動物の皮屑も主要なアレルゲンの一つであり、さらに飼育管理によっては ダニの原因にもなっているため、基本的には飼わないのが無難である。 ただし心情的に動物を手放すのが難しい場合もあり、患者の家族環境の問題でも あるため、慎重な態度をとる医師も多い。段階的に、まず医療機関でRAST法など の血液検査を行い、患者のアトピーのアレルゲンの因子となっているかを調べ、 また実際に飼育している動物との接触で症状が悪化するか、原因であることを 確定してはじめて除去を行うという指導をおこなっているようだ なお、新生児を6歳まで追跡調査した結果、飼育動物の有無は、アトピーの 発症率に影響しなかったという報告があり、アレルギーの発症そのものには 影響を及ぼさないと考えられる。